国語科 江木公一 / 丹生隆之
国語科 江木公一 / 丹生隆之
国語の読解問題における良問とは、正解や間違いにそれぞれ客観的な根拠があり、
子どもの力を正確に評価できる問題だと考えます。
また、良問は、今後の学習の手がかりになるような問題だともいえます。
テストで誤答した場合も、その根拠を子ども自身が納得できれば、
「次は間違えない」という決意や自信に繋がります。
点数だけでお子様を判断しないであげてください。
これは公開学力テストを運営している能開センター自体の教育方針でもあります。
公開学力テストは、合格・不合格を決めるための入試とは目的が異なります。単に点差を競うのではなく、必要な語い力や読解力を身につけているかを客観的に測り、さらにそれを伸ばすためのきっかけを作ることが目的です。
例えば記述問題では、高度な語いや表現力を使わずとも、文章中の表現を活用することで満点の答案が作れるように出題しています。
答案を仕上げる一連の過程と成果を部分点という形で評価できるところが記述問題の長所といえます。