講評
2026年 6月実施 中2
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2026年 6月実施 中2
中2
数学
| 平均点/満点 | 64.3点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分 |
| 小問数 | 28問 |

1(3)〔正答率74.6%〕正負の数の計算(累乗・乗除)
(最も多かった誤答)「12」8.5%
1は計算の小問集合であり、本問は62÷(-9)2×(-3)3を計算する問題です。正解は「-12」ですが、「12」という符号間違いが目立ちました。これはおそらく、計算の過程でマイナスの符号の処理を間違え、(-9)2を-81としてしまったり、(-3)3を27としてしまったことが原因でしょう。
マイナスの数と累乗が混在する計算処理では符号のミスが起こりやすいので、全体の符号を先に決めてから、-36×2781=-12のように、途中式をきちんと書いて計算していくことが大切です。
2(8)〔正答率50.3%〕空間図形(回転体・球の体積)
(最も多かった誤答)「288cm3」「144πcm3」合わせて18.6%

上の図のような直径 12cm の半円を、その直径と重なっている直線を回転軸として 1回転させてできる立体の体積を求める問題です。この回転体は『半径 6cm の球』になるので、その体積は 34×π×63=288π(cm3)となります。
「288cm3」という誤答は、円周率πのつけ忘れです。よくある間違いではありますが、『円や球のときはπ忘れに注意!』と自分に言い聞かせる等、ミスを減らすための心がけが必要です。一方、「144πcm3」という誤答は、もとの図形が半円であることから、できる立体が半球であると勘違いしてしまい、球の体積を半分にしてしまったことが原因と思われます。回転体の問題では、まずはどのような立体ができるのかを正確にイメージしたり作図してみることが大切です。
3(1)〔正答率65.7%〕1次方程式の活用(分配)
(最も多かった誤答)「A … 65cm・B … 185cm」18.8%
長さ 250cm のテープを A と B の 2本に分け、A が B より 60cm 短くなるようにする問題です。B の長さを \( x \)cm とすると、A の長さは (\( x \)-60)cm と表せるので、合計の長さについて (\( x \)-60)+\( x \)=250 という方程式を立てて解くと \( x \)=155 となり、Bが 155cm、A が 95cm と求まります。
「A … 65cm・B … 185cm」という誤答は、方程式を立てずに「250cm を半分(125cm ずつ)にして、そこから 60cm を引いたものと足したもの」というように感覚で計算してしまったのではないでしょうか。なお、この場合2つの長さの差は60cm ではなく 120cm になってしまうので、検算等のチェックの習慣がある人はここで自身のミスに気づくことができたはずです。
文章題では、求めた答えが問題の条件(本問の場合は『差が 60cm で 和が 250cm 』という条件)に合っているかを、最後にチェックする(検算する)習慣をつけておきましょう。
中2
国語
| 平均点/満点 | 57.5点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分 |
| 小問数 | 28問 |
1(漢字の読み書き)・3(文学的文章の読解)・4(論理的文章の読解)は想定に近い結果が出ていましたが、2(知識・文法)・5(古文の読解)は想定を下回りました。試験全体の正答率は、ほぼ想定に沿ったものとなりました。

1(7)〔正答率36.9%〕漢字の書き 系統
(多かった誤答)無答29.3% 「係統」4.5%
問題文「ケイトウだてて説明する。」をもとに、「ケイトウ」を漢字で答える問題です。
無答を除くと、最も多かった誤答は「係統」でした。この他にも、「系」・「統」のいずれか一方のみを誤答して失点している答案が多数みられました。
正解「系統」の同音異義語(傾倒・継投など)を答えた受験生はほとんどいませんでした。「系統だてて(説明する)」というフレーズの意味は理解しつつも、漢字を正しく覚えていないために誤答したと思われる答案が多くみられました。
「系」・「統」はいずれも小学校で学習する漢字ですが、「系統」は抽象的な言葉であり、中学校に入って新たに見知った人も多いはずです。中学校の教科書等で新しい熟語を習ったときは、既習の漢字の組み合わせで表現される言葉であっても書いて覚える練習を怠らないようにしましょう。
2(5)〔正答率43.7%〕文節の関係 主語・述語の関係

問題文「ぼくは 先生が 去年 教室で つまずいたのを 覚えている。」中の、「先生が」と「つまずいたのを」との関係を正しく表した選択肢を、「ア 主語・述語の関係」・「イ 修飾・被修飾の関係」・「ウ 並立の関係」・「エ 補助の関係」の中から選ぶ問題です。正解は選択肢アですが、選択肢イも選択率はほぼ同等に高くなっています。
「先生が」は「○○が」という主語の定型どおりの言葉です。「つまずいた」人物が先生であることを問題文から読み取るのも難しくはありません。「先生が ─ つまずいたのを」が「主語・述語の関係」であることはこの時点で確定できます。しかし問題文には、「つまずいたのを」の他にもう一つ「覚えている」という述語が含まれています。この「覚えている」に対応する主語は先生ではなく、問題文冒頭にある「ぼくは」です。「覚えている」は文末にあるため、これこそが問題文の述語である(=その前にある「つまずいたのを」は述語ではない)と判断したために、選択肢アを選べず誤答した受験生が多かったのではないかと思われます。
この問題文のように、「主語・述語の関係」が一文中に複数ある文は、文の構造が複雑になります。この問題で間違えた人は、「主語・述語の関係」と「修飾・被修飾の関係」の違いを今一度確認するとともに、「単文・重文・複文」の区別を復習しておきましょう。
5(3)〔正答率0.2%〕選択 係り結びの法則
(多かった誤答)「たまふ」35.3% 無答14.0%
古文中の空欄を埋める形で、係り結びの「結び」にあたる部分を三字で答える問題です。
選択問題ではなく自分で考えて書く形式の問題だったため、係り結びの関係が問われていること自体を認識する必要がある点が、受験生にとっては難しかったようです。
空欄の前後の古文は「色代にも、『御年よりも、遥かに若く見えたまふ』と云ふは嬉しく、『ことのほかに老いてこそ見え C 』と云へば、……」となっています。最も多かった誤答である「たまふ」は、先にある言葉「若く見えたまふ」にならって「たまふ」を活用せずそのまま抜き出した形です。話の流れを捉えることはできていますが、 C の前にある係助詞「こそ」に気づくことができなかったために誤答したといえます。
係り結びの法則は、中学校で学習する古文の文法の中では頻出の事項です。文末の表現について問われているときは、係助詞の有無を含めて文の形を確認するようにしましょう。
中2
英語
| 平均点/満点 | 61.7点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分 |
| 小問数 | 32問 |
単語2・読解8~9は、ほぼ学年相応に身についているといえます。書きかえ5・英作文7は全体的に想定を下回りましたが、発音1・文法3~4・整序6がそれをカバーしうる結果に至ったことで試験全体の正答率はほぼ想定通りとなりました。

5(1)〔正答率47.7%〕書きかえ
This box is very heavy.
( ) ( ) ( ) very heavy.
下線部を複数形に書きかえて、( ) にあてはまる語を答える問題です。
(最も多かった誤答)This boxes is 11.5% This boxes are 10.8%
この問題で正解するためには、box を boxes に、This を複数形の These に、主語が複数になったので be動詞の is を are にするという 3つの処理を同時に行う必要がありました。今回の結果からわかるのは、多くの受験生たちがbox を複数形の boxes にすることはしっかり理解できているということです。しかし、box の形を変えただけで満足してしまい、それに合わせて This や is も変えなければいけないことに気づけなかったことが、正答率が低さにつながった一番の原因と考えられます。
英語は、日本語以上に「1つ(単数)」か「2つ以上(複数)」かを厳密に区別する言語です。今後の文法(進行形や過去形など)でもこの考え方はずっとついて回ります。「主語は1つかな? 複数かな?」と普段から意識するよう心掛けたいものです。
7(1)〔正答率42.9%〕英作文
きのう私はその鳥を見ました。
I ( ) ( ) ( ) yesterday.
日本文の内容に合うように、( ) にあてはまる語を答える問題です。
(最も多かった誤答)lookedを用いた解答 17.7%
この問題の正しい答えはI (saw) (the) (bird) yesterday.で、look を使う場合は looked at the bird のように at が必要になるため単語が 4つになってしまい、空欄(3つ)では語数が合わなくなってしまいます。学校において「見る」という単語は中1初期の段階で look、see、 watch の3つを習いますが、日常会話で使う機会の少なさとつづりの書きにくさからか watch と解答する受験生は少なかったようです。今回は過去時制であるため see の過去形 saw が思い出せず、とりあえず -ed をつければ過去形になる点から looked と書いた可能性もあります。不規則動詞の過去形はテストで非常によく狙われますので何度も書いたりして確実にマスターしましょう。
9(5)〔正答率43.3%〕読解
中学生のベスが日本での修学旅行の思い出を両親に送ったメールの一部です。
(本文抜粋)
I was in a group with my friend Sakura and two other girls from my class.
How many students did Beth’s school trip group have?
本文の内容に合うように、( )に適当な語をあてはまる語を答える問題です。
(最も多かった誤答)three 29.7%
質問文は「ベスの修学旅行のグループには、何人の生徒がいましたか」という意味です。本文の内容からは「私は、友だちのサクラと、ほかに2人の同じクラスの女の子がいるグループにいました」とあるので、「私(ベス)+サクラ+他の女子2人 = 合計4人(four)」と答えるのが正解です。この問題において受験生が three と間違えた主な原因として、文章の中に出てくる「サクラ(1人)」と「two(2人)」という目についた部分だけを拾い読みして足し算してしまい、メールを書いている本人である「I(私)」を数え忘れてしまったものと考えられます。長文においては「誰が、誰に向けて書いているのか」「今どんな状況なのか」を、頭の中で絵を描くようにイメージしながら読むと、文章全体を正確に理解出来るようになりますのでそれを意識して読んでいきたいものです。
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