講評
2026年 6月実施 小3
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2026年 6月実施 小3
小3
算数
| 平均点/満点 | 57.6点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 20問 |
全体としては、想定を少し下回る結果となりました。計算や順序などではしっかり対応できていますが、文章題や立体図形などの応用~難問レベルの大問で想定を大きく下回っています。

4(2)〔正答率51.8%〕順序
(最も多かった誤答)「12番目」34.6%
前から4番目に並ぶまいさんと、ただしさんの間に8人の子どもがいるという条件から、ただしさんが前から何番目かを求める問題です。
正解へのプロセスとしては、まいさんの順番に、間の人数と、ただしさん自身の1人分をたします。4+8+1=13より、正解は13番目となります。
誤答として最も多かった12番目は、まいさんの順番に間の人数をたした(4+8=12)時点で計算を終えてしまったものです。これは、最後に「ただしさん自身の1人分」をたし忘れたことが原因と考えられます。列の並びを頭の中の計算だけで処理しようとし、求めるべき対象を見失った結果です。
ご家庭では、○や簡単な図を描き、人数や順番を視覚的に整理しながら一つずつ確認する練習をお勧めします。
5(1)〔正答率57.1%〕箱の形
(多かった誤答)「5cmが4本・7cmが4本」18.5% 「5cmが6本・7cmが4本」9.4%
図のような、ねん土玉と長さの違う2種類の竹ひご(5cm、7cm)を使って作られた箱の形について、それぞれの竹ひごが使われている本数を答える問題です。

箱の形(直方体)の辺は全部で12本あり、向かい合う平行な4本の辺がそれぞれ同じ長さになるという性質があります。図から、一番長い7cmのひごが4本使われていることが読み取れるため、残りのひごはすべて5cmとなり、正解は「5cmが8本・7cmが4本」となります。なお、この問題では両方のひごの本数が正しく答えられて正解となります。
正答・誤答を含め全体として、「7cmが4本」という部分については多くの受験生が正しく答えられていました。一方で、5cmの竹ひごの数を「4本」や「6本」としてしまった誤答が多く見られました。いずれの誤答も竹ひごの本数の合計が12本になっておらず、箱の形を構成する辺の総数を意識できていなかったことがうかがえます。
6(2)〔正答率16.9%〕数
(多かった誤答)「2025」19.3% 「2027」8.6% 「2019」7.2%
0から9までの10枚のカードから4枚を選び、2026にいちばん近い4桁の数を作る問題です。
千の位を2、百の位を0としたとき、十の位に2は使えません。候補となるのは十の位が1の「2019」(差7)と、3の「2031」(差5)であり、比較から「2031」が正解となります。
誤答の「2025」と「2027」は、数の近さにとらわれ「カードは1枚ずつ」という条件を見落とし、2を2回使ってしまったことが原因です。また、「2019」は条件を満たすものの、より近い数がないかという検証を行わなかった結果と考えられます。
日頃の学習において、導き出した答えが条件に合っているかをチェックする習慣を付けておくとよいでしょう。
小3
国語
| 平均点/満点 | 55.4点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 25問 |
1~4については、おおむね想定どおりの正答率でしたが、5(論理的文章の読み取り)が想定を大きく下回り、試験全体の正答率は想定をやや下回る結果となりました。4(文学的文章の読み取り)・5(論理的文章の読み取り)については各小問の正答率が低いだけでなく無答率も高くなっており、読解力を養うだけでなく、テストにおける時間配分や見直しなどについても力をつける必要があります。

1(4)〔正答率20.7%〕漢字の読み 一丸
(多かった誤答)「いちまる」24.9% 「ひとまる」16.9%
問題の例文「チームが一丸となってたたかう。」から、「一丸」の読みを答える問題です。誤答の大半は「丸」を「まる」と読み、「いちまる」や「ひとまる」と答えたものでした。「一丸」という言葉を小学3年生が日常会話の中で使う頻度は高くないと思われますが、小学2年生までの配当漢字であることも含めこの機会にしっかり復習しておきましょう。
見慣れた漢字でも、熟語や慣用表現として使用される場合には難易度が上がります。読書や日頃の学習習慣の中で「言葉の意味」とセットで語彙力を定着させることが大切です。
2(7)〔正答率31.0%〕主語と述語

「(ア)きのうは (イ)兄も (ウ)同じ (エ)時間に (オ)家に (カ)着いた。」という例文から、文の主語と述語にあたる言葉を1つずつ選ぶ問題です。
正答と誤答を合わせて全体の80%以上の受験生は、述語を選択肢カ「着いた」と正しく選べていましたが、主語を正しく選択肢イ「兄も」と答えた答案は全体の31%に留まりました。この問題は、述語を見極めるのは簡単でしたが、主語を見極めるのが難しかったために、正答率が低くなったことが分かります。
主語・述語の関係を答える問題において、主語の理解が決め手となるケースはよくあります。主語の末尾には「は」や「が」が付くことが多いですが、この問題のように例外もあるので、丸暗記は禁物です。「『は』・『が』の付いている言葉が主語」と判断するのではなく、述語の動作主等を正しく見極めた上で主語を決めるようにしましょう。
4(4)〔正答率41.9%〕選択 すぐりの気持ち

すぐりが「すこしうしろにさがりながら」女の人の問いかけに答えたときの気持ちを読み取る問題です。
おいしそうなにおいに誘われて女の人の小屋に入ってしまったすぐりは、女の人から「なにしにわたしの小屋にきたの?」と聞かれました。正解は選択肢ウ「おんなのひとがかおをつきだして、なぜ小屋にきたのかをたずねる様子をこわいと思っている」ですが、多かった誤答として選択肢イ「おんなのひとの目が赤くひかっていて、ガラスのうまをにがしたことをおこられるのではないかとおびえている」が目立ちました。選択肢ウの「こわい」と、選択肢イの「おびえ」という心情の方向性が共通していたことが誤答の原因だと考えられます。しかし、すぐりが小屋にきた目的(逃げ出してしまったガラスのうまの捜索)はこの時点では女の人にはまだ伝わっておらず、本文の内容にあてはまりません。
国語の長文読解問題では、学年が上がるにつれて、より丁寧に選択肢を精査する力が求められます。選択肢の断片的な内容だけで判断するのではなく、本文の内容と細部まで比較検討することを意識しましょう。
5(2)〔正答率37.8%〕抜き出し 空所補充 ミミズ
(多かった誤答)無答34.2% 「モグラ」と答えたもの25.5%
第4段落の冒頭にある「いっぽう ② は、畑の土を作る生き物として知られ、落ち葉などを食べて、それを体の中で細かくくだき、つぶ状のふんとして出します。」という一文の空欄にあてはまる言葉を本文中から3字で抜き出す問題です。
正解は「ミミズ」ですが、多かった誤答として「モグラ」が目立ちました。本文では一貫してモグラの習性や生活について語られていたため、「モグラ=主役」という先入観により誤答に繋がったものと思われます。しかし、文章を丁寧に読み解くと、この一文は「いっぽう」という対比の接続語から始まっており、それまでとは異なる事柄を別の視点から語っていることに注意して解答根拠を見つける必要がありました。
空欄周辺の用語や雰囲気に惑わされることなく、落ち着いて着実に解答することを心がけましょう。
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