講評
2026年 6月実施 小1
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2026年 6月実施 小1
小1
算数
| 平均点/満点 | 58.3点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 20問 |
全体的には、想定を下回る結果となりました。1・2の基本レベルはしっかり対応できていますが、4以降の応用~難問レベルの問題でうまく対応できない受験生が多かったようです。

3(4)〔正答率23.6%〕文章題
(多かった誤答)「6まい」32.4%
りつさんがクッキーを4枚持っていて、お兄さんから何枚かもらった後、5枚食べると1枚残ったという条件から、もらった枚数を求める問題です。
正解へのプロセスとしては、時間をさかのぼって考えます。「5枚食べて1枚残った」ことから、食べる前は 1+5=6(枚)あったとわかります。はじめに4枚持っていたので、もらったのは 6-4=2(枚)となります。
誤答として最も多かった6まいは、食べる前の枚数を求めた時点で計算を終えてしまったものです。これは、時間の流れと複数の条件を頭の中だけで処理しようとし、最終的に何を求めるべきかを見失ったことが原因と考えられます。
このような、1つずつ順に考えていく問題の対策としては、図やメモを書いて情報を整理し、視覚的に捉える練習をお勧めいたします。
3(5)〔正答率52.2%〕図形の重なり
〇・△・□の3枚の紙を重ねた図から、一番下にある紙を答える問題です。

図の交差する部分に注目すると、△は途切れていないため一番上にあるとわかります。□は△の下ですが、○の上に乗っています。○は△と□の両方に隠れている部分があるため、正解は〇となります。
受験生が選択した解答とその割合は、次の円グラフのようになりました。

無答率が約25%と高く、「□」を選んだ割合も約20%に上りました。
問題文や条件を理解できなかった受験生が多くいたことと、問題文を理解できたとしても、図形の重なりを部分ごとに比較して全体の上下関係を整理する、論理的処理をうまくできなかったことが原因と考えられます。
5(2)〔正答率30.4%〕数
(多かった誤答)「0→3→7」19.5% 「無答」16.7% 「1→2→3」14.2%
1から11までの11個の数のうち、図のように並べられている8個(4、1、6、8、10、2、5、9)に含まれていない3つの数を、小さい順に答える問題です。

正解へのプロセスとしては、1から11まで順番に数えながら、提示された数の中にあるかを確認します。見当たらないのは3、7、11であるため、正解は「3→7→11」となります。
誤答として最も多かった「0→3→7」は、「1から11」という条件を読み落として「0」を含めてしまったことが原因と考えられます。また、2番目に多い「1→2→3」は、「並べられていない数」という設問の意図を把握できず、単に小さい数を並べたものと推測されます。無答率も16.7%と高く、複数の条件を正確に読み取る力に課題が見られます。
小1
国語
| 平均点/満点 | 55.1点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 20問 |
2「小さく書くひらがな」・4「くっつき言葉」の正答率は想定を上回りましたが、1「漢字の読み」・3「様子を表す言葉」・5「物語文の読み取り」・6「物語文の読み取り」の正答率が想定を下回ったため、全体の結果としては、想定を大幅に下回りました。5・6の長文読解では、選択問題においても無答率が40%を超えた小問があり、時間切れの印象も見受けられました。
日頃から多様な問題に粘り強く取り組むことに加え、テストにおける時間配分なども意識し実践を積んでいきましょう。また、解答欄の語数を守ることや、抜き出し問題では本文の表記をそのまま書き写すことなど、テストのルールの確認不足による誤答が目立ちました。本格的な実力判定型のテストに慣れていないことが原因のひとつだと考えられます。今回のテスト結果を活用し、問題への取り組み方を見直しておきましょう。

1(4)〔正答率32.9%〕漢字の読み 休む
(多かった誤答)無答22.3% 「よむ」16.0% 「いすにすわって」11.2% 「休」7.1%
「いすにすわって休む。」の「休(む)」の読みを答える問題です。
多かった誤答として「よ(む)」が目立ちました。問題文の「いすにすわって」というシチュエーションから「本を読(よ)む」と場面を推測して答えたものと思われます。落ち着いて問題文を確認するようにしましょう。
また、「いすにすわって」と問題文を解答欄に書き写したもの、漢字をそのまま書いたものが多く見られました。テストのルールをこの機会に整理しておきましょう。
3(1)〔正答率57.1%〕様子を表す言葉 はきはき
(多かった誤答)「げらげら」を選んだもの12.0% 無答11.1%
与えられた言葉(げらげら・はきはき・ぱらぱら)の中から、文脈に合うものを選ぶ問題です。問題文「おおきなこえで( )はなす。」に対して「げらげら」を選んだ受験生が多くいました。
擬音語や擬態語などの様子を表す言葉は、言葉を単体で丸覚えするのではなく、生活体験と結びつけて表現の使い分けを身につけておく必要があります。「雷が(ゴロゴロ)鳴る」「みんなで(ワイワイ)騒ぐ」「牛乳を(ごくごく)飲む」など、特定の言葉と動作をセットで定着させていきましょう。
5(1)〔正答率47.8%〕選択 何を食べるかを聞いた人

「カエルは、なにをたべるかな?」と問いかけた人物を選ぶ問題です。
正解は選択肢ウ「ひとみ先生」ですが、選択肢イ「ゆめちゃん」を選んだ受験生が多くいました。本文では「『ところで、カエルは、なにをたべるかな?』ひとみ先生が、みんなの顔をみまわしました。」と表現されており、ひとみ先生が「~と、言いました」や「~と、聞きました」とは書かれていません。「みまわす」という動作から、「問いかけた人物」と結び付けられず、「ひとみ先生」を選択肢から除外したと考えられます。傍線部の3行後には「ゆめちゃんが、まっ先にこたえました。」とあり、「ゆめちゃん」の発言と混同して誤答に繋がったものと思われます。
登場人物の会話を読み取る際には、誰のどんな発言や動作であるかに気を付けて丁寧に読み進めましょう。
6(4)〔正答率23.6%〕選択 ふたりの気持ち

道に迷ったなおこちゃんとたえちゃんが「いつの間にか手をつないでいた」ときの気持ちを答える問題です。
正解は、選択肢イ(元の場所に戻れるか心配で心細くなっている)です。道に迷ってから二度も見たことのないところに出たという出来事や、「ふたりは、だまったまま」「あっちを見たり、こっちを見たり」といった様子から選択肢を吟味します。
選択肢ウ(ふたり一緒なら絶対大丈夫だと安心している)を選んだ受験生は、「手をつなぐ=団結・安心」などのイメージから選択したものと思われます。推測で読解するのではなく必ず本文中から解答根拠を見つけましょう。登場人物の心情と物語の繋がりに注意して読解することが大切です。
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