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講評

2025年 11月実施 小3

小3

算数

平均点/満点 59.0点/100点
試験時間 30分
小問数 20問
1. 大問別正答率(想定と結果)

全体としては、想定を少し下回る結果となりました。計算を除き、全体的に想定を下回っています。

テスト 小3 算数 正答率(想定と結果)

 

2. 小問別

2(5)〔正答率65.0%〕平面図形

図のように、長方形を半分に切ってできる三角形の名称を答える問題です。

テスト 小3解答 算数 2-(5)

 

小学校では2年生で直角三角形を学習します。
次の①~⑤のような誤答が、あとの円グラフで示した割合で見られました。

 

① 文字間違い(「長角三角形」、「ちょ角三角形」など、「直角三角形」と答えようとしている形跡のある解答)

② 二等辺三角形(学習時期;小3)

③ 直角二等辺三角形(学習時期;小学校では学習しない)

④ 正三角形(学習時期;小3)

⑤ ①~④以外の形

 

テスト 小3解答 算数 2-(5)

 

答えが直角三角形であることを認識できていた受験生は、正解+誤答①+誤答③の約76%であったことがわかります。
今回、記述解答形式にすることで明らかになったことは、正確にアウトプットできる(正しく言えて書ける)ところまで知識力を高めておくことの大切さでしょう。

 

7(1)〔正答率20.1%〕表・規則性
(最も多かった誤答)「無答」33.2% 「90」21.4% 「729」14.6%

次の表は、「左上の のマスに数を入力すると、そこから1ずつ大きくなる数がきまりに従って並ぶ」というものです。
問題は、 のマスに9を入れたときの、表の中の最大の数を求めるものです。

 

テスト 小3解答 算数 7-(1)

 

無答が最も多かった(33.2%)のは、算数の問題数20問中18問目(最後の大問)であったことも影響していると考えられます。
正解は、最大の数が最小の数より、81-1=80大きくなることから、9+80=89です。これに対し、90と答えた受験生は、9+81=90としたものです。これは、「最大と最小の数の差」を間違えて理解したことが原因です。正解者(20.1%)より90と答えた受験生(21.4%)の方がわずかに多くなりました。
また、729の解答は、9×81=729となることから、「最大の数が最小の数の81倍になる」と勘違いしたようです。

 

小3

国語

平均点/満点 57.9点/100点
試験時間 30分
小問数 25問
1. 大問別正答率(想定と結果)

123の問題ではいずれも想定を上回る結果となり、言葉のきまりや語彙力が順調に定着しているといえます。
一方、45では無答率の高さが目立ちました。読解力を養うだけでなく、テストにおける時間配分や見直しなどについても力をつける必要があります。
試験全体の正答率は想定をやや下回ったものの、ほぼ想定通りでした。

テスト 小3 国語 正答率(想定と結果)

 

2. 小問別

2(3)〔正答率38.2%〕言い切りの形 「たべる」
(多かった誤答)「食べる」と漢字で答えたもの36.5% 無答10.5%

言い切りの形を答える問題ですが、全体の3分の1以上の受験生が問題文の「ひらがなで」という指示を見落としていたようです。テストでは、必ず問題文の指示通りに解答することが求められます。落ち着いて確認するようにしましょう。
また、「くう」や「くった」など口語的な表現で解答している受験生もいました。「食う」と「食べる」は、意味は同じでも別の言葉です。

 

2(5)〔正答率36.5%〕被修飾語の読み取り

テスト 小3解答 国語 2-(5)

 

「兄は/本屋で/まんがを/買った。」という文の中から、「本屋で」が修飾している言葉を答える問題です。
正解は選択肢ウ「買った」ですが、修飾語には「他の言葉をくわしく説明する」働きがあります。今回の問題では「本屋で→買った」─「どこで買ったのか」という動作をくわしく説明しています。
選択肢イ「まんがを」を選んだ受験生が目立ちました。修飾語を見つけるときのイメージとして、「きれいな→花」や「ゆっくり→歩く」などくわしく説明する言葉は、修飾語と前後の位置関係にあるものと直感的に認識しがちです。しかし、修飾語と被修飾語は必ずしも隣り合うとは限りません。文の中から、言葉の関連性を論理的に捉えることを意識しましょう。

 

4(3)〔正答率61.5%〕選択 理由の読み取り

テスト 小3解答 国語 4-(3)

 

タミオが「ごめんね、ひいじい」と思った理由を問う問題です。
タミオがそのように思ったのは、「ひいじいと別れるさびしさ」と「両親と別れるさびしさ」を比較し、両親と共に転居することを選んだからです。
選択肢ウ「大クヌギの木が育つのをひいじいといっしょに見守ってあげられなくなった」を選択した受験生は、物語の最後の場面でひいじいとタミオが大クヌギのもとに腰をおろし、2人で話をしていたシーンに影響を受けたものと思われます。これは、タミオがひいじいのもとを離れる決心をした後の場面であり、「ごめんね」と思ったときとは別の場面です。
物語の印象にとらわれず本文の時系列や登場人物の心情を整理して選択肢を吟味することが大切です。

 

5(1)〔正答率35.6%〕抜き出し 言いかえ
(多かった誤答)「物をにぎること」26.6% 無答23.8%

ヒトやサルの仲間が持つ他の動物には真似できない「すぐれたわざ」が何かを抜き出す問題です。正解は「手で物をにぎる」ですが、無答率の高さから、条件に合う言葉を見つけるのに苦戦したことが伺えます。
誤答として最も多かった「物をにぎること」は、傍線部の直前にある言葉ですが、問題文の中に「〈   〉こと」という指示があり、答案に「こと」が含まれるものは条件に合いません。抜き出し問題では、文字数だけでなく、空欄の前後の言葉と正しく繋がるかを必ず確認するようにしましょう。
この他にも、問題の条件に合わない答えが多く見られました。抜き出し問題においては、字数が不足するものや、本文中の言葉をそのまま抜き出さず言葉を加工して答えたものなどは正解になりません。文章を読解することに加えて、試験のルールにも気を配るようにしましょう。

 

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