講評
2025年 11月実施 小2
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2025年 11月実施 小2
小2
算数
| 平均点/満点 | 60.1点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 20問 |
全体としては、ほぼ想定どおりの結果になりました。基本~発展レベルまで、しっかり対応できていました。

6(2)〔正答率13.8%〕立体図形
(最も多かった誤答)「ア・イ」76.5%
次の4つの立体を、それぞれいろいろな向きから見たとき、四角い形が見えるものをすべて選ぶ問題です。

受験生が選んだ選択肢の割合は次のようになりました。
ア 87.3% イ 97.4% ウ 0% エ 14.1%
この問題の正答率が13.8%に対して、エの選択率は14.1%になっています。すなわち、エを選択できた受験生はほぼ全員正解していたということです。
エが選択できたかどうかは、どこから見ても四角く見えるものではなく、「四角い形に見える向きをもつもの」であると理解できたかどうかによります。また、選択肢が4つに対して、選ぶべき選択肢の数が3個であったことも、正答率が低くなった要素として考えられます。
選択肢アとイの選択率の差は、「四角い形」を「正方形」と思い込んでいる受験生がいることから発生したものと想像されます。
7(1)〔正答率60.8%〕時刻と時間
(多かった誤答)「9時20分」13.4% 「午前9時30分」11.0% 「9時30分」7.2%
問題は、次のように与えられています。
7 下の時計は、今日の朝、りょうたさんが公園でバスケットボールのれんしゅうをはじめた時こくをあらわしています。これについて、つぎのもんだいに答えなさい。
(1) りょうたさんが公園についたのは、りょうたさんがれんしゅうをはじめた時こくの10分前でした。りょうたさんが公園についた時こくを、午前・午後をつけて答えなさい。

誤答として最も多かった「9時20分」は、問題文の最後の「午前・午後をつけて答えなさい」を読み飛ばしていたことが原因です。また、残りの2つの誤答では「9時30分」が共通して書かれていますが、これは、与えられた時計の表す時刻を答えています。いずれも設問の設定を読み落としていることが、誤答の原因となっています。
小2
国語
| 平均点/満点 | 75.4点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 20問 |
3(述語)の正答率は想定を下回りましたが、その他の全ての大問において正答率が想定を上回り、全体としては想定を大幅に上回る結果となりました。

1(4)〔正答率54.4%〕漢字の書き 先月
(多かった誤答)「千月」13.4% 「前月」7.1%
正解の「先月」と同じ読みを持つ「千月」という誤答が目立ちました。また、問題文「せんげつ、どうぶつえんに行った。」の内容が過去の出来事を表していることから連想したのか「前月」と答えたものも多く、字形だけでなく意味や使い方を正確に覚えていたかが問われました。
漢字には、同じ読みを持つものや似た意味のものがあります。使い分けに注意しましょう。
6(1)〔正答率53.5%〕選択 理由の読み取り

くまが「早くだれかに会わないかな」と思った理由を答える問題です。くまが早くだれかに会いたかったのは「練習したことをためしてみたかった」からですが、解答根拠となる直接的な表現は本文中にありません。主人公の心情に注目しながら、本文の流れ全体をもとに読解する必要があり、正確な文脈判断力が問われました。
選択肢エ「自分がかっこいいかしんぱいだった」を選んだ受験生は、本文の冒頭にある「かっこわるいのはいやだな」という言葉に影響を受け、誤答に繋がったものと思われます。一部の表現にとらわれず、登場人物の気持ちや物語の背景に注目しながら選択肢を吟味していきましょう。
6(4)〔正答率57.9%〕選択 気持ちの読み取り

練習通りにいかなかった場面でのくまの気持ちを読み取る問題です。
選択肢ウ「ほめてもらえて、てれくさい」を選んだ受験生は、傍線部の前の「ほめてもらえた」場面や、相手にお礼を伝える様子から判断したものと思われます。しかし、傍線部直後の「しどろもどろ」という表現に着目しなければなりません。ほめられたときの「うれしい」気持ちと、その後の「こまった」という気持ちの変化を正確に読解する必要がありました。
気持ちの変化は何らかの「できごと」をきっかけに起こります。登場人物の気持ちを直接表す用語を探すだけでなく、きっかけとなるできごとを丁寧に読み解き、気持ちの変化と紐付ける練習を心がけましょう。
7(4)〔正答率48.1%〕選択 内容真偽
(多かった誤答)選択肢をひとつだけ選んだもの22.0% 選択肢エ・オのどちらか一方のみ正しく選んだもの19.0%
本文の内容にあてはまるものを2つ(選択肢エ・オ)選ぶ問題ですが、多くの受験生が問題文の「二つえらび」という指示を見落としていたようです。テストでは、必ず問題文の指示通りに解答することが求められます。落ち着いて確認するようにしましょう。
また、選択肢エ・オのどちらか一方だけを選んだ受験生もいました。この問題の解答根拠は「どちらも本文の最終段落」に書かれています。答えとなる選択肢を1つ見つけたところで安心せず、全ての選択肢を最後まで本文と照らし合わせる粘り強さを磨きましょう。
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