講評
2025年 11月実施 小1
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2025年 11月実施 小1
小1
算数
| 平均点/満点 | 59.1点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 20問 |
全体は、想定を下回る結果となりました。応用~発展レベルの5・7で差が大きく開きました。

2(2)〔正答率39.6%〕順序
(多かった誤答)「サクランボ」31.8% 「ブドウ」12.4%
次の図で、メロンの4個左にある果物の、すぐ右にある果物を答える。

(※スマホなどで画像が切れている方は、右スクロールでご覧ください。)
問題文を読み、順を追って果物を見つけていくことがポイントです。
誤答で最も多かったサクランボ(31.8%)は、問題文の前半の「メロンの4個左にある果物」だけを読み、答えたものです。このように、問題を解く途中で求められるものを解答してしまうのは、低学年では頻繁に見られます。普段から落ち着いて問題を解く習慣をつけることが大切です。
2番目に多かったブドウ(12.4%)を答えた受験生は、「メロンの4個左」の果物を見つけるとき、メロンを1個目と数えてしまったようです。こちらは、数えるときの起点を間違えたことが原因です。
4(5)〔正答率56.9%〕立体図形
(1)(最も多かった誤答)「8こ」30.3%
次の図のように並べられた積み木の数を答えます。

正解は9個ですが、受験生の30.3%は、図には表れていない下の段の積み木を数えられなかったようです。
6(2)〔正答率65.7%〕平面図形
次のような問題です。
(2) おりがみを せんで おったとき、 の ように なる ものを ア~ウから 1つ えらび、きごうを ○ で かこみなさい。
受験生の解答と割合をグラフで示すと、次のようになります。
不正解の選択肢のうち、ウの方がイより有意に選択率が高かったのは、ウの折り目が交差していて、折ってできた形()に描かれている線に見た目が似通っていることが原因と考えられます。
小1
国語
| 平均点/満点 | 62.0点/100点 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 小問数 | 20問 |
1・3・6の正答率は想定を下回りましたが、2・4・5の正答率が想定を上回ったため、全体としては、ほぼ想定どおりの結果となりました。

3(3)〔正答率38.4%〕物の数え方 ジュース・よんはい
(多かった誤答)「よんこ」27.8% 「4はい」など数字を用いたもの9.6%
数によって読みが変わる助数詞「はい」の問題です。個数を数える「こ」を使い「よんこ」と書いた受験生が目立ちました。また、正しく「はい」と読めていたのに、「4はい」や「四はい」など数字を使って不正解となったケースが全体の9.6%ありました。この問題では、すべてひらがなで答えなくてはなりません。問題文を丁寧に読み、確実に得点に結びつけることを意識しましょう。
4(2)〔正答率61.6%〕かなづかい こづつみ
(多かった誤答)「こずつみ」32.5%
正しいかなづかいを選ぶ問題です。現代かなづかいでは「ズ」と発音するものは、通常「図工(ずこう)」や「地図(ちず)」のように「ず」を使用します。しかし、「こづつみ」は「小(こ)」と「包み(つつみ)」という2つの言葉が合わさってできた言葉で、元の「つ」が濁ったものなので「づ」を使います。「なぜそう書くのか」という言葉の成り立ちを意識しながらかなづかいを覚えましょう。
5(3)〔正答率30.8%〕抜き出し 空所補充 ゆっくり
(多かった誤答)無答24.5% 「ふわふわ」などの擬態語を書いたもの19.1%
「くも」の様子を表す言葉を抜き出す問題です。多かった誤答として、「ふわふわ」や「もくもく」など受験生自身で考えた「くも」に関連する言葉が多く目立ちました。抜き出して答える問題は本文通りの表現でなければ得点になりません。問題文をしっかり読み、必ず本文に立ち返って確認するよう心がけましょう。
5(4)〔正答率56.1%〕選択 できごとの読み取り

うさぎがふうたんに言った内容としてあてはまるものを選ぶ問題です。多くの受験生が選択肢イを選んでいました。本文中のうさぎの発言「いいことをおしえてあげようか」「かけっこがすきになる、ひ、み、つ」などに影響を受け、選択肢イの後半の内容「かけっこのれんしゅうをしてあげる」に紐付けて解答したものと思われます。しかし、うさぎはかけっこの練習をするとは言っていません。一部の表現から解釈するのではなく、本文の内容を正確に読み取ることが大切です。
6(1)〔正答率56.7%〕選択 接続語

本文中にある空欄にあてはまる接続語を選ぶ問題です。
正解は選択肢ア「でも」ですが、選択肢イ「また」を選んだ受験生が目立ちました。接続語は、文と文の内容をつなぐ働きをします。選択肢イ「また(並列)」を選択した受験生は、空欄の前「きせかえにんぎょうや、おかいものごっこもしました」と、空所の直後「『おばけえあわせゲーム』をはじめる」という内容から「遊びの行動を追加」=「並列」と判断してしまったものと思われます。
断片的な読解ではなく、前後の文章を論理的に捉え、時系列や登場人物の心情に注意しながら文章全体を丁寧に読み解きましょう。
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