講評
2025年 6月実施 小3
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2025年 6月実施 小3
小3
算数
平均点/満点 | 54.1点/100点 |
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試験時間 | 30分 |
小問数 | 20問 |
全体としては、想定を下回る結果となりました。5以降の難問レベルの大問で想定を大きく下回っています。
2(2)〔正答率51.0%〕時計の読み・時刻
(多かった誤答)「4時47分」35.6%
(2) えみさんが,夕方,学校から家に帰ったとき時計を見ると,右の時こくを指していました。この時計が指している時こくを,午前または午後をつけて答えると 時 分です。
問題文に「午前または午後をつけて」と書かれていますが、35.6%の受験生はこれを見落としたことになります。
なお、2番目に多かった誤答は「午後5時47分」(5.1%)でした。
5(1)〔正答率51.6%〕文章題
(最も多かった誤答)「29人」18.5%
(1) みかさんたちが6人がけの長いすにすわると,4きゃく目に5人すわったところで,全員がすわることができました。このときすわった子どもは何人ですか。
この問題のポイントは、6人が座った長椅子が 4-1=3(脚)であることに気づくところです。正解は、6×3+5=23(人)です。
多かった誤答では、ポイントの部分に気づかず、6人が座った長椅子が4脚あったとして、6×4+5=29(人)としました。
なお、無答が8.8%と、方針自体が見つからなかった受験生も多かったことがわかります。
6(1)〔正答率49.3%〕平面図形
(多かった誤答)「63cm」17.2% 「36cm」8.5%
縦3cm・横15cmの長方形の形をしたテープを3本並べて作る形についての問題です。
(1) 図1 は,テープのちょう点をぴったりくっつけて,中に三角形()ができるようにならべたものです。この三角形のまわりの長さは何cm ですか。
正解は、1辺15cmの正三角形の周りの長さなので、15×3=45(cm)です。
誤答のうち63cmと答えた受験生は、次の図の太線の長さ、すなわち、形全体のまわりの長さを求めています。
また、36cmと答えた受験生は、テープ1本分のまわりの長さを求めています。
いずれにせよ、問われている形ではない形の長さを求めていることがわかりました。
小3
国語
平均点/満点 | 56.9点/100点 |
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試験時間 | 30分 |
小問数 | 25問 |
1~3については、おおむね想定通りの正答率でしたが、試験全体の正答率は想定を下回る結果となりました。4(文学的文章の読み取り)・5(論理的文章の読み取り)については各小問の正答率が低いだけでなく無答率も高くなっており、読解力を養うだけでなく、テストにおける時間配分や見直しなどについても力をつける必要があります。
1(3)〔正答率35.0%〕漢字の読み 用いる
(多かった誤答)「よう」32.8% 無答19.1%
問題の例文「材料に木を用いる。」から、「用いる」の読みを答える問題です。
誤答の大半は音読みで「よう(いる)」と答えたものでした。「用いる」という言葉を小学3年生が日常会話の中で使う頻度は高くないと思われますが、小学2年生の配当漢字であることも含めこの機会にしっかり復習しておきましょう。慣れない言葉であっても、読書や日頃の学習習慣の中で定着させることが大切です。
2(7)〔正答率3.3%〕主語述語
(多かった誤答)主語を選択肢イ「お母さんと」と答えたもの45.6% 主語を選択肢ア「日曜日には」と答えたもの30.2%
「(ア)日曜日には (イ)お母さんと (ウ)いっしょに (エ)妹も (オ)買いものに (カ)行きます。」という文の主語と述語にあたる言葉を1つずつ選ぶ問題です。
正答と誤答を合わせて全体の80%以上の受験生は、述語を選択肢 カ「行きます」と正しく選べていました。一方、主語を正しく選択肢エ「妹も」と答えた答案は僅かでした。この問題は、述語を見極めるのは簡単でしたが、主語を見極めるのが難しかったために、正答率が低くなったことがわかります。
主語・述語の関係を答える問題において、主語の理解が決め手となるケースはよくあります。主語の末尾には「は」や「が」が付くことが多いですが、この問題のように例外もあるので、丸暗記は禁物です。「『は』・『が』の付いている言葉が主語」と判断するのではなく、述語の動作主等を正しく見極めた上で主語を決めるようにしましょう。
4(3)〔正答率34.3%〕選択 おじいさんの気持ち
おじいさんが「あきれてわらった」気持ちを読み取る問題です。
アップルパイをあじみさせてくれるようにたのんできた男の子に対して、「この子は、あじみをしてから、買うつもりなのだろう」と思いました。しかし、男の子があじみをしても何も買わずに帰ってしまい、「自分が思いちがいをしていた」ことに気づいたのです。この内容に合うのは選択肢エです。
選択肢の中では4割近くの受験生が選択肢イを選び、最も高い選択率となりました。選択率が高くなったのは、選択肢イにおじいさんの気持ちとして妥当と考えられる心情語(おいしさをわかってもらえて満足している)が使われていたからだと考えられます。しかし今回は「あきれてわらった」理由を本文に照らし合わせて確かめる必要がありました。
国語の長文読解問題では、学年が上がるにつれて、より丁寧に精査する力が求められます。選択肢の内容だけで判断するのではなく、問いとその答えとなる選択肢の内容が対応しているかどうかを意識しましょう。
5(2)〔正答率62.8%〕選択 言いかえ このころ
傍線部「このころ」を示す季節として適切な選択肢を選ぶ問題です。解答の手がかりとなる「五月」という言葉は傍線部の3行前と近かったものの、無答率が全体の2割近くとなり、積極的に取り組めなかったことがうかがえます。また、選択肢エ「冬」を選んだ受験生が全体の12.5%となりましたが、傍線部の2行前に「冬のあいだ」という表記があることが原因だと考えられます。傍線部周辺の用語や雰囲気に惑わされることなく、落ち着いて着実に解答することを心がけましょう。
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