講評
2025年 6月実施 小2
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2025年 6月実施 小2
小2
算数
平均点/満点 | 58.7点/100点 |
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試験時間 | 30分 |
小問数 | 20問 |
全体としては、ほぼ想定どおりの結果になりました。基本~発展レベルまで、しっかり対応できていました。
2(4)〔正答率50.4%〕答えの差
(多かった誤答)「8」13.5% 「24」11.2%
次の2つの計算の答えの差を求めます。
74+8 74-8
2つの式それぞれを計算し、82-66=16と求めてもかまいませんが、出題の意図としましては、式の構造に注目できるかどうかを問いました。すなわち、74より8大きい数と8小さい数との差より8+8=16と求めます。
誤答のうち、8と答えた受験生は、式の構造には注目したが、8の大小の部分を考えることができなかったものと考えられます。また、24と答えた受験生は、2つの式をそれぞれ計算したものの、差を求める筆算の計算時、方法を間違えた(それぞれの位で、大きい数から小さい数をひいた)ことが原因のようです。
\begin{array}{rr} & 82 \\ - & 66 \\ \hline \end{array}
3(2)〔正答率47.5%〕平面図形(広さ)
(多かった誤答)「14枚分」14.2% 「12枚分」10.8%
次の図の(2)の形について、が何枚分の広さか求めます。
参考のため、(1)の正答率は89.5%(正解は18枚)でした。
(1)と(2)とのちがいはの有無です。
(2)では、は12枚あります。これを解答した受験生は、広さの問題ではなく、単に
の枚数を数える問題として解いたのかもしれません。
また、最も多かった誤答「14枚分」は、2枚のを、それぞれ
として数えてしまったようです。こちらは、
の広さが
の半分であることを理解できなかったものと考えられます。
5(1)〔正答率41.5%〕円柱の切断
(最も多かった誤答)「(左から順に)○・×・×」38.6%
円柱を切断したときにできる切り口の形について、表の3つの形(円・三角・四角)ができるかどうかを答えます。
正答した受験生と、最も多かった誤答をした受験生の数がほぼ同じになりました。
正解は、左から順に「○・×・○」で、最も多かった誤答とのちがいは四角の形の部分です。
このような問題に対応する力をつけるには、実際の形を使って理解するのが一番です。切断してみたり、いろいろな方向から見てみたり、影に映すなどしてみてください。
小2
国語
平均点/満点 | 51.8点/100点 |
---|---|
試験時間 | 30分 |
小問数 | 20問 |
5・7の正答率はほぼ想定通りでした。読解問題である6は想定を大きく下回り、その他1・2・3・4においても想定を下回る結果となりました。
1(漢字の読み書き)は、覚えていないと解答できません。無答率が20%近くとなる小問が目立っていました。しっかり見直しておきましょう。6(物語文の読み取り)では、登場人物の心情の整理に課題が見られました。
1(2)〔正答率64.4%〕漢字の読み 王子
(多かった誤答)王の読みを「おお」と書いたもの13.0%
「王子」の読みを答える問題です。王の読み方を「おお」と答えた誤答が目立ちました。似たような発音の語彙について、正確な読み方が定着していないようです。「図工(ずこう)」「大きい(おおきい)」「通る(とおる)」など、「う」「お」の違いを混同せず、正しく書けるようひとつずつ身につけていきましょう。また、子を「こ」と読み「おおこ」と答えたものや、「おうさま」「おうじょ」などの誤答が多くありました。様々な読み方や言葉の意味を確認して知識を定着させていきましょう。
4(2)〔正答率39.6%〕反対語 うすい・あつい
(多かった誤答)「さむい」29.0% 「ほそい」14.5%
「あつい」の反対語を答える問題です。「あつい」は複数の意味を持ちます。この問題では絵本の厚みが大きいという意味で使われているので、正解は「うすい」です。
最も多かった誤答は「さむい」でした。「この絵本は、あの国語じてんより~」という直前の言葉の意味を考えずに、「あつい」という言葉だけで反対語を答えたと考えられます。
また、「ほそい」と答えた受験生が多くいました。言葉のイメージとして「うすい(薄い)」と「ほそい(細い)」は似ていますが、「ほそい」の反対語は「ふとい」となります。例として「この絵本は、ふとい」とは言いません。解答する際は言葉の用法にも気を配りましょう。
6(3)〔正答率23.0%〕選択 ゴウくんの気持ち
ゴウくんが「目をかがやかせた」ときの気持ちを答える問題です。ゴウくんの心情を表す文脈は傍線部より8行前に「かっこいいな」と記されており、傍線部周辺だけでなく、広い範囲での読み取りが必要な問題です。
傍線部直後にゴウくんの「かんしんしたような顔」という表記があることから、同じ表現「かんしんしている」を含む選択肢エを選ぶ受験生が多くいました。しかし、「『ぼく』が けがを しても へいきだった」ことをコウくんが知って感心したという内容は、本文中にはありません。したがって、選択肢エは間違いです。
選択問題では、選択肢全体の内容を細部まで本文と照らし合わることが大切です。
7(5)〔正答率20.8%〕選択 内容真偽
本文の内容にあう選択肢を4つの中から1つ選ぶ問題です。
全体の約半数の受験生が、選択肢アもしくは選択肢イを選んで誤答していましたが、選択肢アは「すいぶん」選択肢イは「たね」が本文の内容と合いません。これらの用語以外は全て本文の内容と合っており、細部の見落としによって誤答が生まれたものと考えられます。内容真偽の問題においては必ず本文中から解答根拠を見つけるようにしましょう。
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