講評
2025年 2月実施 小1
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2025年 2月実施 小1
小1
算数
平均点/満点 | 60.6点/100点 |
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試験時間 | 30分 |
小問数 | 20問 |
全体は、想定を下回る結果となりました。難問レベルの6・7で、想定以上に受験生が苦戦したようです。
2(3)〔正答率59.6%〕かさの比べ方
(最も多かった誤答)「ウ」25.3%
2つの容器あ・いに入れることのできる水量を比べるのに、ア~ウのうち正しくないものを選びます。
受験生の解答は、次のグラフのようになりました。
不正解では、ウを選んだ割合が高くなりました。
アは、「コップ何杯分」のように、具体的な数量として比べることができるので、正しいと判断がつきやすかったものと考えられます。
これに対しウは、水を移したときの状態(あふれる・ちょうど入る・いっぱいまで入らない)で水量を比べることができるのですが、このような知識や経験が少ないことが、ウを正しいと判断できなかった原因と思われます。
3(3)〔正答率77.1%〕文章題
(最も多かった誤答)「13まい」14.8%
(問題)
(3) まみさんは カードを 7まい もっています。おねえさんから 6まい もらった あと、いもうとに 4まい あげると、まみさんが もっている カードは まいに なります。
解き方は、7+6=13、13-4=9で、正解は9枚ですが、不正解の多くは、前半の部分だけを考えて13枚と答えていました。
文章題では、問われていること(答えるべき内容)と、解くための条件や数量を、問題文から読み取ることが基本です。あわてず、最後まで文章を読んでから解くように心がけましょう。
6(1)〔正答率8.9%〕平面図形(三角形の数)
(最も多かった誤答)「4こ」83.5%
を並べて作った形の中に、三角形がいくつあるかを答えます。
三角形の数え方は、次のように例が提示されています。
(1)の問題は次の形ですが、受験生の83.5%が4個と答えました(正解は5個)。
数え方の例をきちんと見て理解していれば、三角形2個が合わさってできる三角形を見逃すことはなかったはずです。
このような間違え方をして悔しい思いをした受験生も多かったと思われます。しっかり復習し、次に活かしてください。
小1
国語
平均点/満点 | 67.9点/100点 |
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試験時間 | 30分 |
小問数 | 20問 |
2(まとめていう言葉)・3(筆順)の正答率は想定を下回りましたが、4(かなづかい)・7(説明文の読み取り)の正答率が想定を上回り、全体としては想定を上回る結果となりました。
読解問題(6・7)でも無答率が10%を超えたものはありませんでした。全問を通して無答率が低く、積極的に取り組めていたといえます。
1(4)〔正答率36.0%〕漢字の読み 空(から)
(多かった誤答)「そら」48.6%
「はこのなかは空でした」という文の「空」は「から」と読みます。「空」について「そら」以外の読みが身についていませんでした。漢字には複数の読み(音読み・訓読み)を持つものが多くあり、文脈や言葉によって読み方を使い分けます。個々の漢字の知識にとどまらず、言葉として漢字を身につけていきましょう。
2(2)〔正答率38.4%〕選択 まとめていう言葉 きょうか
(多かった誤答)「がっこう」8.1%
「こくご・さんすう・ずこう・たいいく」をまとめていう四字の言葉を答える問題です。「がっこう」以外に「べんきょ」「じぎょう」「もんだい」などの誤答がありました。言葉の知識の差が表れた結果となりました。辞書などを活用し、幅広い語彙力獲得を目指しましょう。
3(2)〔正答率57.2%〕筆順 右
(多かった誤答)「2(二)」39.8%
「右」の左へのはらいの筆順を答える問題です。正解は「1」ですが、4割近い受験生が「2」と答えていました。「左」の筆順と混同したものを思われます。「右」は左のはらいから長い横棒、「左」は長い横棒から左へのはらいの順に書き始めます。この機会に違いを確認し、次からは確実に得点しましょう。
6(2)〔正答率58.6%〕選択 指示語
「ここ」が指す場所を選ぶ問題です。「ここ」が指しているのはキララがいる場所で、本文前半から正解は選択肢ウ「おがわ」だとわかります。
選択肢ア「いけ」を選んだ受験生が3割を超えました。傍線部「ここ」の近くに「いけ」という言葉があったからだと思われます。「いけ」はキララが「おがわ」にくる前にいた場所です。傍線部の近くだけを見るのではなく、本文全体の流れをとらえたうえで解答することが必要です。
6(5)〔正答率54.1%〕選択 胸を張ったときの気持ち
一定数の受験生が選択肢ア・ウを選んでいました。傍線部は「むねを はって いいました」です。キララが胸を張って言ったセリフに注目すれば、選択肢イが正解だと判断できます。登場人物の発言や行動は見落とさないようにしましょう。
7(4)〔正答率34.9%〕選択 内容真偽
誤答として最も多かった選択肢エには「花びらは ほしの かたちを している」とありますが、本文では「花びらが 七まい、ほしの かたちのように ならんでいます」と書かれています。「花びら」「ほし」「かたち」などの語が共通していることから正しい内容と思いこんでしまったようです。本文と似た内容であっても細かい部分まで注意することが大切です。各選択肢の内容を正しくとらえたうえで、本文と注意深く照らし合わせて真偽を見定めましょう。