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講評

2022年 11月実施

小2

小2

算数

平均点/満点 63.7点/100点
試験時間 30分
小問数 20問
1. 大問別正答率(想定と結果)

全体、大問別のどちらも、ほぼ想定どおりの正答率になりました。

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2. 小問別

2(2)〔正答率64.5%〕立体図形の認識

図の、箱の形と筒の形について、ア・イの内容の真偽を判断する問題です。

 

(   )ア はこの形のたいらなところは、どこもしかくい形です。
(   )イ つつの形のたいらなところには、まるい形としかくい形があります。

 

ア〇・イ×の完答で正解となりますが、全受験生の解答の割合をグラフにすると、次のようになります。

 

誤答の中で最も多かったものは、ア×・イ○(21%)で、立体の特徴をとらえることができていません。「たいらなところ」などといった表現の意味の理解不足が原因だと思われます。また、解答不備の受験生は、「〇か×で答えなさい」という問題の指示に従うことができていませんので、問題文をしっかり読む必要があります。

 

3(2)〔正答率68.3%〕文章題

文章に書かれている数量関係を正しくとらえ、その数量関係を「和差の式」で表すことができるかどうかを問う問題です。数量関係は、次のようになっています。

  • 赤のカードは286枚。
  • 青のカードは赤より13枚少ない。
  • 白のカードは青より17枚多い。
  • 白のカードは何枚か。

多く見られた誤答は、3つの数字をたして286+13+17=316(枚)としたもの(11%)と、赤のカードの枚数から青と白をひいて286-13-17=256(枚)としたもの(9%)です。「何が何より」という数量関係を正確につかめていないことがわかります。

 

6(2)〔正答率43.5%〕かさ

問題を解く過程は、次の①→②となります。

  • ① 2L8dLの半分を求める
  • ② それに(1)で求めた答えをたす

①の結果だけを答えた解答が22%、①をとばして②だけ考えた解答が14%ありました。少し条件が複雑になると、ひとつの条件に沿って解き進めている間に、別の大事な条件を忘れてしまう、ということがよくあります。このような問題を確実に正解するには、答えを書いたあとに、もう一度解き直すことや問題条件の再確認などを行うことが必要です。

 

8(1)〔正答率64.9%〕数作り

るみさんが持っている038のカードを使って2桁の数を4つ作る問題です。

誤答で目立ったものは、問題の指示に従わずに1桁の整数を答えたり、間違って別の人がもっている145カードを使って答えたりするなど、問題を正しく読めていないものが20%もありました。また、38と83の2つは正しく解答できていても、残りの2つを380や803のよう3桁の数にしてしまった誤答も4%ありました。

 

小2

国語

平均点/満点 62.7点/100点
試験時間 30分
小問数 20問
1. 大問別正答率(想定と結果)

7(説明文の読み取り)の正答率は想定を下回りましたが、2(反対語)・3(述語)の正答率が想定を上回ったため、想定をやや上回る平均点となりました。

5は、ばらばらの会話を正しい順にする問題でした。一つずつ、つながりを確認する粘り強さが求められたため、正答率は低くなりました。7は、さまざまな鳥のあしの特徴について説明した文章からの出題でした。情報を整理しながら読むことがむずかしかったようです。

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2. 小問別

1(4)〔正答率51.3%〕漢字の書き 大木
(多かった誤答)「太木」約9% 無答約9%

「たい」は「太」「体」などの誤答がありました。「太木」と答えた受験生は、「大」と似た形の「太」と間違えたものと思われます。漢字には、同じ読みをもつものや似た形のものがあります。使い分けに注意しましょう。

 

5正答率33.9%〕会話整序
(多かった誤答)複数選んだもの約17%

会話を正しく並べ替える問題です。無答の答案は少なかったものの、最後までやりきれなかった受験生が多かったようです。このような問題では、質問に対する答えなど、一つずつつながりを確認していきます。「えきに行きたい……どれぐらいかかりますか」に「歩いて十分くらい」と答える部分は、約半数の受験生が正解できていましたが、その後の展開がとらえられずにあきらめた傾向が見られました。あせらず落ち着いて取り組むことが必要です。

 

7(1)〔正答率42.1%〕選択 あしのかたちからわかること

鳥のあしのかたちからわかることとして、あてはまらないものを選ぶ問題です。本文の表現「どこでどんなふうに」が、選択肢では「ばしょ」「ようす」と書きかえられていたために正答率が伸びませんでした。本文の表現が意味しているところをとらえたうえで選択肢を吟味していきましょう。

 

7(3)〔正答率30.3%〕抜出 空所補充 しゃもじ
(多かった誤答)無答約22% 「ニンジャ」約15% 「あしゆび」約9%

「カイツブリやバンのなかま」の水かきのかたちの説明になるよう、語を抜き出す問題です。正解の語は「カイツブリ」について説明されている部分にありますが、空所から離れていたために、正答率は低くなりました。誤答の多くは、空所近くの語を答えたものでした。

 

7(4)〔正答率19.1%〕選択 内容真偽
(多かった誤答)選択肢オは選んだが、選択肢アを選べなかったもの約32%

本文の内容にあてはまるものを2つ(ア・オ)選ぶ問題です。本文の最後に書かれた内容の選択肢オは3割以上の受験生が選べていました。選択肢ア~エは、さまざまな鳥について書かれています。それぞれ鳥の名前を手がかりに、一つずつ本文と丁寧に照らし合わせることで真偽を見極めることができます。誤答には、選択肢オだけを選んでいたものも約7%ありました。まず問題の指示をしっかり確認してから取り組むことが肝要です。

 

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