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講評

2022年 11月実施

小1

小1

算数

平均点/満点 60.8点/100点
試験時間 30分
小問数 20問
1. 大問別正答率(想定と結果)

想定より少し低い平均点となりました。5以降の、応用~発展の要素を含む問題で、出題単元の理解度によって得点差が表れる結果になりました。

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2. 小問別

3(3)〔正答率62.4%〕文章題

問題文を最後まで読み、問われていることを答える力を問う問題です。数量関係は、次のようになっています。

「リンゴジュースは8本ある。」
「オレンジジュースはリンゴジュースより2本多い。」
「リンゴジュースとオレンジジュースは合わせて何本か。」

受験生の34%が、オレンジジュースの本数である、8+2=10(本)を答えていました。落ち着いて正確に問題が読めていないことによって起こる誤答です。

 

5(2)〔正答率60.3%〕位置の表し方

図の下駄箱の、「下から2段目の右から4番目」の番号を答えます(正解は15番)。

 

「下から2段目」を「上から2段目」に、「右から4番目」を「左から4番目」に、というふうに、漢字を読み間違えてたと思われる誤答(9番・10番・16番のいずれか)が9%ありました。また、1段目や角の番号を答えるなど、指された位置を探さずに行き当たりばったりで解答した誤答が10%もありました。さらに、無答(10%)も多く、縦横を使った位置の表し方について理解できていない受験生が多くいたことがわかります。

 

6(1)〔正答率38.0%〕平面図形(回転)

問題は、次の図のように、模様(△・○)と色のついたカードを右に90度回転させたときのカードを選択します。

 

選択肢のカードについて、正解との違いを確認します。

  • ア…模様は2つとも間違いで、色は正しい。
  • イ…○の模様は正しいが△の模様は向きが間違いで、色は正しい。
  • ウ…模様は2つとも正しいが、色は間違っている。
  • エ…正解(模様も色も正しい)

受験生の選択割合をグラフに表すと、次のようになります。

 

正解に近いイとウの選択率がアより高くなる結果となりましたが、カードを回転させる様子を想像するとき、受験生の多くが模様の方を手掛かりにしたことが考えられます。

 

小1

国語

平均点/満点 66.6点/100点
試験時間 30分
小問数 20問
1. 大問別正答率(想定と結果)

3(物の数え方)の正答率は想定を下回りましたが、6(説明文の読み取り)の正答率が想定を上回ったため、全体としては、ほぼ想定どおりの結果となりました。

3では、「3びき」「6ぽん」など、数字を使った答案が多くありました。「ひらがなで」書きなさいという指示や、例に示されている答え方にならって解答を作成する必要があります。読解問題(56)は、おおむねよくできていましたが、抜き出し問題で、答えとなる箇所は見つけているのに本文どおりに抜き出せていない答案が目立ちました。注意深く問題に取り組む姿勢が今後の課題です。

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2. 小問別

1(4)〔正答率35.5%〕漢字の読み 青白く

(多かった誤答)「あおしろ」約37% 無答約13%
「青」「白」の漢字は読めるものの、「青白い」という言葉を知らなかったために「あおしろ」と書いた答案が多く見られました。個々の漢字の知識にとどまらず、言葉として漢字を身につけていきましょう。

 

5(2)〔正答率50.2%〕物の数え方 鉛筆・ろっぽん

(多かった誤答)「6(六)ぽん」約27%
数によって読みが変わる助数詞「本」の問題です。正しく「ぽん」と読めていたのに、数字を書いて不正解となったケースがありました。この問題では、すべてひらがなで答えなくてはなりません。問題文を丁寧に読み、確実に得点に結びつけることを意識しましょう。

 

5(3)〔正答率30.7%〕抜出 キースケがしていること

(多かった誤答)無答約21% 「アリ」を「あり」と書いたもの約16%
言葉を二つ抜き出す問題です。受験生の約半数は一つ目の「かつおぶし」は正しく答えていました。誤答の多くは二つ目で「アリ」を「あり」と書いたものでした。抜き出して答える問題は本文通りの表現でなければ得点になりません。必ず本文に立ち返って確認するよう心がけましょう。

 

5(4)〔正答率49.8%〕選択 「あたし」の気持ち

(多かった誤答)選択肢アを選んだもの約28% 無答約15% 選択肢イを選んだもの約7%
キースケのとなりにしゃがみこんだ「あたし」の気持ちを選ぶ問題です。多くの受験生が選択肢アを選んでいました。選択肢アの前半の内容(「あたし」がころんだキースケをおいて歩いて行った)は事実ですが、「あたし」がそのことを「あやまりたい」と思っているとは本文中には書かれていません。登場人物の心情は、自分勝手に解釈するのではなく、本文の表現から読み取ります。

 

6(3)〔正答率61.3%〕選択 接続語

(多かった誤答)選択肢アを選んだもの約18% 無答約14% 選択肢ウを選んだもの約7%
正解は「だから」ですが、選択肢ア「しかし」を選んだ受験生が目立ちました。接続語は、文と文の内容をつなぐ働きをします。接続語の前後の内容がどのような関係になっているのかを丁寧にとらえましょう。

 

6(4)〔正答率41.5%〕選択 内容真偽

約4分の1の受験生が選択肢アを選んでいました。選択肢アの最初と最後の部分(あわふきむしは、あわをつくる)から正解と思いこんでしまったようです。選択肢アは、真ん中の部分が本文の内容とちがうので正解にはなりません。選択問題を解く際は、各選択肢の細かい部分にまで注意して正解かどうかを判断するようにしましょう。

 

 

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