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講評

2022年 2月実施

小4

小4

算数

平均点/満点 64.5点/100点
試験時間 30分
小問数 20問
1. 大問別正答率(想定と結果)

大問ごとに見ると、想定と結果の差があるところがありますが、全体としては想定通りとなりました。特に、小4の学習単元である3(がい数)と4(平面図形)は、想定より高い正答率となりました。

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2. 小問別

2(1)〔正答率66.7%〕単位換算・小数

3.6mをcmで表す単位換算の問題です。誤答として最も多かったものは36cmで、21%もありました。小数の理解と活用が試される問題ですが、このようなメートル法は、生活にも密着した内容ですから、しっかり理解しておきましょう。

 

4(2)〔正答率23.5%〕長方形の面積と辺・重ねた図形の見方

図のような、縦9cm・横15cmの2つの長方形を、重なる部分の面積が63cm2になるように重ねたとき、できた大きい長方形の横の長さ(アの長さ)を求めます。

 

 

重なる部分の長方形の横の長さが、63÷9=7(cm)なので、左右のその辺の長さが、15-7=8(cm)から、15+8=23(cm)、または、8+7+8=23(cm)として求めます。
無答(15%)が最も多く、最も多かった誤答(14%)は、7cmを求めたあと7×3=23(cm)としたもので、3つの四角形の底辺の長さがすべて7cmと思い込んだ間違いのようです。
小学校で、図形を重ねたり、並べたりする問題を扱うのは4年生からですが、重ねた図形の長さを考えたり、並べた図形の面積を考える場合、シンプルに解答できる内容までを学習します。この4のように、重ねたときの面積がわかっている図形の面積から長さを求め、さらに求めた長さを使って他の部分の長さを求めるような、複数のステップをふむような問題については、教科書以外の問題集などで学習していく必要があります。

 

5(1)〔正答率56.2%〕倍の考え方

50円玉の枚数が100円玉の4倍、10円玉の枚数が50円玉の3倍のとき、100円玉が1枚であれば、10円玉は何枚になるかを求める問題です。
最も多かった誤答は10枚(19%)で、おそらく、問題文をしっかり理解しきれないまま、100円玉1枚を10円玉と両替したときの枚数を答えてしまったものと思われます。また、4+3を計算して7枚とした誤答も9%ありました。
問題文を理解しにくいときや、倍の関係が見えにくいと感じたときは、次のように関係を図に表すなどし、条件をまとめてみるとよいでしょう。

 

なお、倍の考え方は、小5の重要テーマである割合につながりますので、今のうちにしっかり身につけておきましょう。

 

小4

国語

平均点/満点 53.5点/100点
試験時間 30分
小問数 24問
1. 大問別正答率(想定と結果)

2(知識・文法)は、想定に近い結果が出ていました。一方、1(漢字の読み書き)・3(言葉の書きかえ)・5(論理的文章の読み取り)の正答率は想定を下回りました。特に35は想定を大きく下回っていました。5の(1)~(3)の無答率はいずれも20%を超えていました。5全体の正答率が34.6%と想定を大きく下回っていたことからも、この大問の解答時間を十分割くことができずに消化不良に終わった受験生が多かったようです。
4(文学的文章の読み取り)は想定を上回りました。試験全体としては、想定をやや下回る結果となりました。

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2. 小問別

1(3)〔正答率25.0%〕漢字の読み 旅路
(多かった誤答)「たびろ」約40% 無答 約14% 「りょうろ」約10%

「旅路」という熟語やその意味を知っていた受験生は少なかったようです。誤答として最も多かったのは「たびろ」でした。その次に多かったのは無答ですが、「りょうろ」・「りょろ」等、「旅」の読みを「りょう」・「りょ」等と音読みして間違えた答案も目立ちました。また、「路」を「ぢ」と表記した間違いも散見されました。熟語は音だけでなくかなづかいも意識して学習しましょう。

 

2(2)〔正答率40.0%〕反対語 赤字―黒字
(多かった誤答)「白」約56%

「黒字」の反対語を答える問題です。「最も多かった誤答は「白」でした。「赤字・黒字」はともに会計やお金の収支に関する用語であり、小学生の日常生活にはやや縁遠いために正答率が低くなったものと思われます。

 

4(4)〔正答率15.3%〕抜出 空所補充 居場所をおしえて
(多かった誤答)無答 約34% 「ええかっこしよう」等 約30%

主人公の「ぼく」が言った「勝手なこと」の内容を読み取って、空欄に合う形で本文中から言葉を抜き出す問題です。
無答を除くと最も多かった誤答は、「ええかっこ」とその前後の内容を抜き出したものでした。「ええかっこしよう」は本文の内容を正しく踏まえていますが、この問題では「ぼく」が言った言葉を本文中から抜き出すことが求められています。したがって、「ええかっこしよう」は正解にはなりません。
こうした問題では、文章の大意を捉えることに留まらず、問題の条件を精密に吟味した上で答えを決めることが大切です。

 

5(4)〔正答率31.9%〕選択 内容真偽

正解のウを含めて、各選択肢の選択率の偏りが小さくなっていました。また、この問題の無答率は約17%であり、選択問題としては高いです。前の抜出問題((1)・(2))や記述問題((3))に時間を割きすぎて、この問題を落ち着いて取り組めなかった受験生が多かったのではないかと思われます。
試験を受ける経験を積む中で、問題を解く順番や全体の時間配分を意識するようにしましょう。

 

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